端的に言えば商品の情報をほとんど明かさずに販売するやり方だそうです。
何をめちゃくちゃな販売方法をやっているんだと思いますが、
旅行会社が販売する行き先不明のミステリーツアーや、紀伊国屋書店の販売した本の書きだしだけが印刷された オリジナルカバーだけを見て購入する書籍や、、ご存知の方も多いと思いますが渋谷にあるCD屋さん残響SHOPの販売方法ってやつですね、、どれもこれも中身の見えない闇鍋商法でありながら売り上げが非常に好調ということなんです。
そういえば、昔からSMASH代表の日高氏はFUJIROCK FESTIVALはフェス当日にすべての出演者を発表するのが理想だと仰っています。最初にこれを聞いたときは当日発表なんて事前に予習もできなけりゃ、予定も組めないし何が良いんだか全くわかりません状態だったんですが、、今となっては別に当日発表でも、SMASHさんなら苗場の雰囲気なら間違いなく良いアーティストを呼んで素晴らしい空間を演出してくれるという信頼感がありますから全然当日発表ってのもそれはそれで凄く楽しめるかなぁと思ってしまうわけです。結局事前にある程度のヒントは公表されるでしょうし、色々と予想をして自分の中で考えて想像膨らまして、フェス当日に答え合わせするような感覚なんて斬新ですごく楽しいでしょうよ。
そういえば、小学生の頃に自動販売機にミステリーゾーンってのがあって、そこを押すと何が出てくるかわからないというボタンなんですが、、まぁ結局7割方ドクターペッパーが出てくるわけですが、、どういうわけか好奇心と運試し的な感覚でミステリーゾーンを示す七色に?文字の怪しい缶を選んでしまうんですねぇ。。
きっと闇鍋商法ってのは、信頼感や自分の感覚を頼る感覚、好奇心や運試し感覚、そういった人間の感情を絶妙にくすぐって成り立っていて、やり方次第ですがきっちり裏付けのある商法なんですね。
あんまり明からさまに内緒内緒するのは、ちょっと品が無くて粋じゃない気がします。そう考えると、少し懐かしいですが、08年にavengers in sci-fiが主催した六本木super deluxeのLIVEなんてのは、、ステージを廃し、フロアに直接セットを設けるという形でのライブ、そして発売前の『SCIENCE ACTION』から多数楽曲を初披露という事前告知内容は、、すごーく良い感じに『フロアライブ!って一体どんな感じになっちゃうんだろう、新曲初披露って一体どんな曲が出てくるんだろう?』と絶妙に消費者の心理をくすぐる究極の『闇鍋商法』的ライブだったんじゃぁないかなぁと今になって思います。
ぜひまたいつか、こういうライブで楽しませて欲しいぜ!!!