ハイスタもミッシェルも宇多田ヒカルも相撲も漫画も落語も漫才も海老蔵も能に生きる日本人は独特の間を演出し、人々はその“間”に惹きつけられ緊張感と緊迫感を感じ、そして瞬間に解放され、一気に快い感動を味わうもんです。“間”というのは演者と観客との共通の空間において起こる“魔術”であるわけでまた、“間”を取りにいくというのは演者にとって勝負を仕掛けることだと極私的にはそう思っています。
何言ってんだ暴れて楽しけりゃ良いんだよ、そんな“間”なんて今の渡る世間では意味無いんだよ、感動しねーよという意見が大半なのかもしれませんが。。
こと今回avengers in sci-fiのLIVEツアーの見どころは“間”であると極私的に思っています。今回横浜・下北公演を見ましたが、とにかく今のセットリストは最初から最後まで“間”がちりばめられており、引き起こす緊張感と快感が充満しています。そして逆に「間をはずした」瞬間に感じる決まりの悪い不快感も半端ないものがあります正直。だから観賞した後に何とも言えぬ感動に切迫した感覚、集中力の高まりを感じます。
そんな逃げ場なしの真剣勝負をしているavengers in sci-fiは日本人の誇りだと思います日本最高峰のライブですよ、あの楽曲をたった3人で演奏しながらに。おそらくこれは経験と鍛錬によりどんどん神がかってくると思われるのでこれからもどこまで進化していくのか楽しみでなりません。TEAM SCI-FIの皆3は1公演のみならず2.3公演見ることを勧めます。新木場では間術師となったavengersを見れることを期待しています!!
変拍子とは違い、時に敢えて“間”を外してそれが絶妙に間を嵌めるという芸もありますが、あれは本当に名人芸ってやつなんでしょう。。NUMBER GIRLとか凄いですねやはり。